聞いてきました「鬱の改善例」

第2回
鬱に対する整体師の見解

 
先日お伺いした鬱の改善例のお話、今回はその続きを書いていこうと思います。

1回目は、自分が関わらせて頂きお伝えした内容の中で効果を感じたものはどんなものがありましたか?と伺ってお答え頂いたもので、「客観視の方法」「客観視が上手になったこと」という回答を頂きました。
 
 
今回は、1番辛いときはどういう状態であったか、そこをどう乗り越えて来られたのか?そこで効果を感じたことは何だったのか?という質問に対する回答について。
(これは一個人の感想ですので、絶対の正解でもこうしないといけないという内容のものでもありません、何かしら現状の変化へのヒントになればと思い書いています)
 
聞いてきました
 
お話を伺う中で、鬱が改善していった過程にどういう経緯があったのか?その波のなかでも何が1番つらく、それがどのような取り組みでどう変化していったのか?をお聞きしたときの内容です。
 
 
 

1番辛かったのは身体が動かないこと

 
今回お話を伺った方はもっとも調子の悪かった時どういう状態だったかというと、まず自分の意思で思うようの身体が動いてくれない事だったそうです。
 
1番キツイときは立ち上がることが出来ずに、這って家の中を移動されていたそうで、思うように動けない自分を責めていたそうです。
 
 
それ以外にも
立ち眩み、自律神経の失調からの身体の冷え、感情のコントロールが利かない、呼吸が乱れ過呼吸の様な状態が続く、自分を責めることによって追い込まれていく、外からのハッピーな情報を受け取れない、身体的しんどさから逃れたい、自分を受け入れられない、など
 
そういう状態は本人からすれば、望まない嵐のようなもので、ひたすら布団に潜ってやり過ごすしか出来なかったと仰られていました。
 
 
 

コントロールが利かない辛さ

 
特にそのような状態が続く中で、
「自分の身体や感情すら思い通りにならない」というコントロールの出来無さが辛かったそうで、そういう歯がゆさがまた自分を責める材料になってしまい、自分を責めることによってまた具合が悪くなる、そういう悪循環にはまってしまっていたそうです。
 
 
では、
その状態から抜け出すキッカケになったものは何だったのか?という問いにはこう答えて下さいました。
 
 
「辛かったときは、他のことを行ったり考えたりすることすら出来なかったが、病院でだして貰った薬が自分に合った事で、1番辛い状態が少し楽になった。」
「それによって、ああ、自分は変化できるんだ、と思った」
 
よく、鬱などに関して薬が悪者のように扱われる記事が多く見受けられます。事実、僕もそうだと考えています。

ただ、今回この方の場合は、その薬によって最悪の状態が変化するのだ、コントロールできるのだ、という可能性を感じるキッカケになり、それによってかなり気が楽になったのだそうです。
 
 
ここに関しては薬に否定的な立ち位置に立っていた自分も、「薬が問題なのではなく、薬を扱う人間の側がキチンと意図と目的をもってそれを扱う臨機応変な態度がなにより肝心なのだ」という気付きがありました。
 
 
 

平行線の状態から抜け出したのは

 
最悪の状態からは抜け出せたものの、その後がずっと平行線で、家の中ではなんとか動けるようにはなったが、外には出られないという状態が長く続いたそうです。
 
そんな時の家族からの「だいじょうぶ?」の言葉も、心からの気遣いだとは分かっていても、その言葉に対して大丈夫でない自分を噛みしめる事になり辛かったそうです。
 

  
薬によってある程度の余裕を得ることが出来、なんとか外にも出てみよう、なにか良い方法は無いだろうか?

そう考えていたタイミングでちょうど僕が知り合うご縁があり、僕の心と身体の繋がりやその対処に関するお話をさせて頂きました。
 
 
 

アンコントローラブルは
何から起こるのか?

 
このお話の中で
感情や自律神経、自分を責めてしまう思考、外からの情報を受け取れない、呼吸

や、それらが自分の意思ではなくまるで台風がやってくるかのように現れる、など「自分を制御出来ない状態」(アンコントローラブル)に対する大変さが大きかったというお話を聞いて、そもそもそういうアンコントローラブルな状態がどこから来るのか?の理解とそれに対する対処を知る事が相当に大切な部分なのだと分かりました。
 
 
※ここからの見解も全ての方に対して万能ではないのかもしれませんが、何かのヒントになれば、と思いますので僕の意見を書かせて頂きます。
 
 

“アンコントローラブルは習慣から生まれる”

 
これに関しては、まず身体的な呼吸、身体の冷えなどが何によって生み出されるのか?に関して知って頂けるとある程度アンコントローラブルな状態が見える化できるのではないかと思うのですが、身体的な状態が現れる大元には、多くの場合「自律神経の失調」が関わっています。
 
自律神経とは、読んで字の如く、自分の身体の細かい運営をしてくれている神経で、血流や呼吸、体温調整、内臓の働きなどなど、自分で制御できない部分を代わりに動かしてくれている神経だと思って下さい。
 
その神経が調子を崩し、ちゃんと機能できなくなる状態がよく聞く「自律神経失調症」というものです。
 
 
身体的な不調の裏には、この自律神経が調子を崩してしまう原因が隠れていて、その原因の解明と改善がアンコントローラブルな状態に関する対策になると考えています。
 
 
では、肝心なアンコントローラブルを生み出す自律神経の失調の原因とは?というと
 
 
先ほども書いたようにここでも【習慣】が大きく関わってくるのです。
 
 
 

習慣とは何かを考える

 
では、そのアンコントローラブルの原因に大きく関わる自律神経の失調を生み出す習慣とは何か?

 
・自律神経の失調により身体的な不調が現れる
・アンコントローラブルな身体的不調に振り回され疲弊する

この不調の流れを作っている、自律神経を狂わせる習慣の正体とは?
 
 
 
“習慣”とは「無意識化された行動」です。
 
例えば、
「朝起きたら洗面所で顔を洗って歯磨きをする」という習慣をあなたは毎日意識的に行っていますか?

おそらく何の意識もせずに、つまり無意識に、朝起きれば自動的に洗面所の前まで歩いて行き、顔を洗い、歯を磨くはずです。

習慣とはそういった「行動の自動化」=「無意識化された行動」の事なのです。
 

なので、仮に自分の自律神経に余計なストレスを与えるような行動があったとしても、それがもし【習慣】になってしまっていると、その習慣は無意識&自動的に自律神経に余計なストレスを与え続けてしまいます。
 
 
 
つまり、

①習慣化された行動が生まれる

②それがストレスの掛かる習慣だった場合、無意識にストレスが積み上げられていく

③ストレスにより自律神経の調子が狂う(※安保徹さんという方がストレスと自律神経に関する本を沢山出しておられます)

④自律神経の失調により、いろいろな身体的不調が生まれる

⑤不調に振り回され疲弊する
 
 
といったような仕組みが出来上がっている状態だと考えて頂ければいいのではないか?と思います。
 
 
 

つまりどういうことなのか?

 
簡単に説明すると、鬱による身体的な不調の仕組みは、無意識に自律神経を狂わせるストレスを積み上げてしまう【習慣】だということです。
 
自分のストレスになる行動が【習慣化】する事で知らず知らずにストレスが蓄積され、そのストレスによって自律神経が不調をきたした、その結果として体調不良が生み出されます。
 
 
 
だからこそ前回書いた、「改善したときなにが効果的だったのか?」という問いに、この方は「客観視が上手になったこと」と仰られたのだと思います。
 
どういうことかというと、
客観視によって、自身の中の無意識化された【習慣】を発見し、それを改善する、という作業を地道に繰り返したことで、自律神経が不調をきたす仕組み自体をどんどん解体して行くことができたのです。
 
 
 

なので、まずは自分の習慣を見つける

 
習慣はいつも無意識に行われています。それを客観視なしで発見して改善していくのはなかなかに難しい事です。
 
今現在不調があり、その不調がコントロールの利かない不快なもので、それを改善していくのであれば、まずはなにより自分の習慣を発見するための余裕が必要になってきます。
 
その余裕をつくる、という目的が明確にあるのであれば、薬の使用という選択肢もあるのではないかと、今回のお話を伺っていて思いました。
 
 
何事も、いきなり何の根拠もなく起こっているのではなく、今回の習慣→ストレス→自律神経の狂い→体調不良といったような仕組みが存在します。
 
その仕組みが自分の中で見える形になっているのといないのとでは、自分の中の余裕にも大きな差が生まれます。
 
 
心身の調子を崩している時には、なかなか余裕を生み出すこと自体が難しいかもしれませんが、今回のような身体の不調の原因である自律神経を整えるために、自分の無意識に行っている習慣に目を向けてみるということも、やってみる価値はあるのではないかと僕は思います。
 
 
 
次回は、習慣には具体的にどういったものがあるのか?という部分に触れてみようと思います。
 
 
 
それではまた!

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